交通事故に遭ったときにむち打ち、または頭をヘッドレストなどに打ち付けて、痛みや具合の悪さで苦しんでいませんか?
むち打ちもさることながら、頭を強く打ち付けていると脳震盪や脳挫傷といった傷害を引き起こされているかも。
今回のコラムは、交通事故に遭った際の症状について、またその際に病院の何の科にいくべきか?ということを解説していきます。
交通事故に遭った時、首もしくは腰に痛みがあったり、頭痛や悪心、吐き気などの症状がある場合、むち打ちを引き起こしているかもしれません。
追突されたときの衝撃によって、頚部がまさにムチのようにしなって揺さぶられるため、むち打ちと言われています。
むち打ちにはいろいろな症状の型があります。目安としてそれぞれについて解説しますが、自分で判断せずに後述の専門の科で診てもらうようにしましょう。
また、むち打ちの際に頭部に強い衝撃が加わることもあり、むち打ちに加えてさらに重い症状が現れることがあります。
これらの症状が出た際に、どの科にかかればよいのか不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。
では、どの科を選べばいいのかを次に解説していきます。
まずは整形外科でむち打ちについての精密な検査を受けましょう。
整形外科ではレントゲンやMRIなどの画像診断を行うことで、しっかり状態を把握できます。
もし、整形外科では原因がよくわからない場合は、神経内科を受診してください。
こちらは脳の障害の程度をCTなどで診断していきます。
損傷が少なければ適切な処置を行えますが、脳の損傷が大きい場合は脳神経外科でさらに専門的な治療を受けることになります。
脳の損傷の程度が大きかったり、神経内科でも原因が特定できなかった場合に紹介されます。
重症の場合は、こちらでさらに細かく精密な検査と適切な処置を受けられます。
大した事故じゃないから・・・と病院に行くのを後回しにしたり、行かなかったりする方もいらっしゃいますが、必ず病院へかかるようにしましょう。
交通事故に遭ってから数日経ってから痛みを感じ始めることもあります。病院なんて大げさな・・・と思わず、必ず医師の診断を受けるようにしましょう。