交通事故のむち打ちで頭痛がひどい・・・もしかして脳震盪?

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交通事故のむち打ちで頭痛がひどい・・・もしかして脳震盪?

交通事故に遭ったときにむち打ち、または頭をヘッドレストなどに打ち付けて、痛みや具合の悪さで苦しんでいませんか?

むち打ちもさることながら、頭を強く打ち付けていると脳震盪や脳挫傷といった傷害を引き起こされているかも。
今回のコラムは、交通事故に遭った際の症状について、またその際に病院の何の科にいくべきか?ということを解説していきます。

交通事故での症状はむち打ちが原因?

交通事故に遭った時、首もしくは腰に痛みがあったり、頭痛や悪心、吐き気などの症状がある場合、むち打ちを引き起こしているかもしれません。

追突されたときの衝撃によって、頚部がまさにムチのようにしなって揺さぶられるため、むち打ちと言われています。

むち打ちにはいろいろな症状の型があります。目安としてそれぞれについて解説しますが、自分で判断せずに後述の専門の科で診てもらうようにしましょう。

頚椎捻挫型
主な症状:首の運動制限、頭痛 、肩や首の痛み、肩・背中のコリ

約7割以上のむち打ち患者がこの頸椎捻挫に分類されます。
追突されたときに頸椎やその周りの靭帯に損傷がおきることで、上記のような症状が現れます。
バレリュー(バレー・ルー)症候群
主な症状:頭痛、後頭部・うなじ付近の痛み、めまい、耳鳴り、耳詰まり、食べ物が飲み込みにくくなる、息苦しさ、腕のしびれ

バレリュー(バレー・ルー)症候群が起こる正確な原因は解明されていませんが、椎骨動脈の循環に障害が起きたり、頚部の交感神経が過度に緊張することが原因と言われています。

特に頭痛が多くみられる症状型ですが、頸椎捻挫型を併発して慢性的な症状になってしまうこともあります。
脳脊髄液減少症
主な症状:頭痛、吐き気、めまい、肩こり、しびれ、五感の障害、記憶や脳の障害
この症状型の場合は、しびれが首から背中の肩甲骨あたりまでおこり、五感の障害が起こる場合もあります。
また、認知機能などの脳神経系の症状が現れることもあります。

頭部の打撲

また、むち打ちの際に頭部に強い衝撃が加わることもあり、むち打ちに加えてさらに重い症状が現れることがあります。

脳震盪
ヘッドレストやエアバッグなどに頭をぶつけて、頭やアゴなどに衝撃を受けることで、過剰に神経が興奮させられることで起こりえる症状です。
めまいや吐き気、頭痛などが現れるほか、記憶障害や意識をなくしたりなど、日常生活に影響のある症状に発展することも少なくありません。
脳挫傷
頭をぶつけたとき、脳自体の細胞に損傷を受けてしまうことです。
こちらも吐き気や頭痛がありますが、重症の場合は半身マヒや様々な脳障害を引き起こすこともあります。


どの診療科へ相談すればいいの?

医師と相談

これらの症状が出た際に、どの科にかかればよいのか不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。
では、どの科を選べばいいのかを次に解説していきます。

整形外科

まずは整形外科でむち打ちについての精密な検査を受けましょう。

整形外科ではレントゲンやMRIなどの画像診断を行うことで、しっかり状態を把握できます。

神経内科

もし、整形外科では原因がよくわからない場合は、神経内科を受診してください。

こちらは脳の障害の程度をCTなどで診断していきます。

損傷が少なければ適切な処置を行えますが、脳の損傷が大きい場合は脳神経外科でさらに専門的な治療を受けることになります。

脳神経外科

脳の損傷の程度が大きかったり、神経内科でも原因が特定できなかった場合に紹介されます。

重症の場合は、こちらでさらに細かく精密な検査と適切な処置を受けられます。

交通事故後は必ず病院へ行くこと


大した事故じゃないから・・・と病院に行くのを後回しにしたり、行かなかったりする方もいらっしゃいますが、必ず病院へかかるようにしましょう。

交通事故に遭ってから数日経ってから痛みを感じ始めることもあります。病院なんて大げさな・・・と思わず、必ず医師の診断を受けるようにしましょう。

相談すると最大20,000円のお見舞金がもらえます。

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