交通事故にあったときは「整形外科と整骨院どちらを受診すべきか」と悩むのではないでしょうか。

交通事故治療をする際は整形外科と整骨院の使い分けが重要です。

この記事では交通事故治療における整形外科と整骨院の違いについて解説します。

■整形外科と整骨院の違いについて

交通事故治療において整形外科と整骨院には違いがあります。

病院の整形外科は医師が治療・投薬・検査などを行います。

また、病院の整形外科にはMRIなどの専門的な機器があるところも特徴です。

整形外科の医師はこういった専門的な機器・医師の専門的な知識に基づいて行われる交通事故治療になります。

整骨院の交通事故治療は病院の医師に対して柔道整復師という国家資格を持っている専門家が行う点が違いです。

柔道整復師は捻挫などスポーツ中の怪我や、むち打ちなど交通事故後の痛み・不調に関する施術・ケアを得意としている専門家になります。

整形外科の医師は医学・医療行為面の専門家ですが、整骨院の柔道整復師は怪我・体の痛みへの処置・ケアの専門家である点が違いです。

なお、整骨院では整形外科などの病院とは違い診断書は出せません。

診断書を出せるかどうかも整骨院と整形外科の違いになります。

■整形外科と整骨院、対応部位、症状について

整形外科の医師は手術などにも対応できますので、交通事故で大きな外傷があった場合なども対処可能です。

対応部位や対処できる症状も広く、交通事故後の怪我・不調に関するさまざまな治療を行っているのが病院の整形外科になります。

整骨院は手術などには対応できないため、交通事故で大きな外傷があった場合や命に関わる深刻な外傷があった場合は処置できません。

薬が必要な場合も医師の管轄です。

整骨院の交通事故治療は、病院では処置が難しい痛みや不調にも対応しています。

たとえば、病院では処置が難しい不調にむち打ちがあります。

整形外科などの病院に交通事故後の首の痛みを診察・検査してもらっても、「おそらくむち打ちでしょう」「様子見しましょう」で終わることも少なくありません。

むち打ちによる痛みや不調は人によりかなり違いがあり、投薬や手術など直接的な方法で治るようなものではないのです。

整骨院はむち打ちのような痛みや不調への対処も得意としているという特徴があります。

■最後に

整形外科と整骨院には違いがあります。

整形外科は医師が手術や治療、投薬、検査などを行います。

診断書も医師が出しますので、整骨院で交通事故治療を受ける前にまずは整形外科を受診するのが基本です。

整骨院は交通事故のむち打ちなど病院ではなかなか治療しにくい痛み・不調にも対処できます。

また、整骨院は体のバランスを整えることも得意としていますので、交通事故後に痛みや不調が続いているなら整骨院での施術をおすすめします。

交通事故後は整形外科と整骨院の違いを知り、使い分けることがポイントです。

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ぜひ交通事故治療の際に役立ててください。