病院や整骨院、弁護士など法律の専門家はよく「交通事故にあったら診断書を取得してください」と言います。

診断書の取得を念押しされることには理由があります。

・交通事故にあったときの診断書の重要性

・交通事故の診断書はどこで出してもらえるのか

・保険会社や警察、整骨院など、診断書を使う場面

以上の3つのポイントについて解説します。

■交通事故にあったときの診断書の重要性

交通事故にあったときに「診断書をもらってください」と言われるのは、交通事故の怪我・治療費の負担・トラブル対策において診断書が重要な存在だからです。

交通事故の診断書には次のような重要なポイントがあります。

・保険会社や加害者に交通事故との因果関係を証明するために重要である

・交通事故の怪我の状況を医療機関/整骨院間で共有するために重要である

・交通事故の治療費の請求や後遺障害認定のために必要である

診断書は病院の医師が出します。

つまり医師が「この怪我は交通事故によるもの」「怪我の具体的な状態」などをまとめてくれたものが診断書です。

診断書がなければ、加害者/保険会社は「それは本当に交通事故の怪我なのか？」「怪我は本当にそこまで酷いのか？」など、さまざまなクレームをつけてくることでしょう。

交通事故の怪我であること。怪我の具体的な内容や状態。

これらを加害者/保険会社などに証明する存在として診断書は重要です。

また、交通事故の治療費の請求や後遺障害認定にも診断書が必要になります。

治療費の請求や後遺障害の認定に必要であるという点でも診断書は重要です。

診断書は交通事故後の体の状態を医療機関や整骨院で共有するためにも使われます。

整骨院で交通事故治療を受けるためには基本的に医師の診断書が必要です。

整骨院は医師の診断書を確認し、「交通事故の怪我であること」「怪我の状態な内容」などを把握します。

交通事故後に怪我の治療を円滑に進めるためにも診断書は重要な存在です。

■保険会社や整骨院など交通事故の診断書を使う場面

交通事故の怪我の診断書は受診先の病院の医師に出してもらいます。

交通事故の診断書はいろいろな場面で使いますので、交通事故後は「特に外傷がないようだ」「病院を受診しなくても大丈夫」と考えず、まずは病院でしっかり診察・検査を受けてください。

交通事故の怪我はむち打ちというかたちで時間が経ってから出てくることも少なくありません。

怪我や不調が潜んでいることもあります。

まずは病院を受診し、必要な処置を受けると共に診断書を出してもらうことが重要です。

交通事故の診断書は次のような場面で使うことがあります。

後々のトラブルを防ぐためにも、忘れずに取得しておきましょう。

・保険会社/加害者への怪我の治療費の請求に使う

・交通事故による後遺障害の認定のために使う

・加害者側とトラブルになった際の法的対処（裁判など）に使う

・警察に人身事故として扱ってもらうために使う

・整骨院で交通事故治療を受けるために使う　　など

■最後に

交通事故の診断書は保険会社などへの治療費の請求や整骨院での治療など、さまざまな場面で使います。

また、交通事故による怪我であること、障害であることを証明するためにも重要です。

交通事故にあったらまずは病院を受診し、医師に治療を受けると共に診断書を出してもらいましょう。

病院で治療や検査を受けた後は整骨院でも交通事故治療を受けることが可能です。

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